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泉北郡忠岡町の屋根葺き替えで瓦からスレートに葺き替えました
忠岡町 屋根葺き直し
【工事のきっかけ】
当社のイベントにご来場いただきご相談をいただきました。古い瓦屋根や木製ガラス窓の隙間風を気にされており、耐震と断熱の改修工事、及び屋根の葺き替えを行うことになりました。
基本情報
- 施工内容:屋根葺き直し
- 施工期間:1ヶ月
- 築年数:築50年
屋根の現況です。
50年という長い間、大切な住まいを守ってくれましたが、欠けや欠落もあり土も痩せてズレてる瓦も多く見られました。
今後安心して暮らせるようにとご相談をいただき、重い瓦屋根から軽い屋根材、スレートに葺き替えることになりました。
既存の土葺き瓦撤去状況です。
今回の工事は足場を架けた翌日から瓦及び葺き土撤去の工程でしたが、雨が降った為、2日遅れてのスタートになりました。外部での工事は天候に左右されるので、天気予報のチェックがかかせません。
屋根の職人が6人で一気に捲(めく)ってしまいます。
屋根瓦を葺いた状態で見ると使用されている瓦の量のイメージがわきませんが、めくって重ねてみるとたくさんの瓦が屋根の上にのっていたことが分かります。
女性の私が瓦を重ねて持ち上げると10枚も持つことができません。土葺き瓦屋根にはかなりの荷がかかっているのです。
屋根の上で重ねておいた瓦は、横付けしたクレーン車で荷下ろしします。
瓦をめくると葺き土が露になります。
この葺き土をすべて手作業で撤去していきます。
葺き土は施工した当初は粘り気があり瓦をしっかりと固定できていますが、経年で土が乾燥したり痩せてくると固定力が低下して瓦のズレや飛散が起こってしまいます。
土葺きの瓦屋根では、軒先から土が流れ出ないように、また、瓦が落下しないようにモルタルを塗っています。そのモルタルは瓦の高さに合わせて施工されているので、葺き替える時は立ち上がった部分を撤去して、新しい屋根材の高さに合わさないといけません。
瓦の形状に立ち上がったモルタルをグラインダーという電動カッターで削って切り落としていきます。
立ち上がりのモルタルをそのままにスレートを葺くとなると、軒先が立ち上がっているので反り返ってしまいますし、スレートとモルタルの間に隙間が空いてしまいます。(瓦屋根は土+瓦の高さで、スレートは厚みが5mm程度なので高さが異なります)
瓦と葺き土を撤去し、軒先などに立ち上がったモルタルを落とした後、野地板(構造用合板)という屋根の下葺き材を設置します。野地板を真っすぐ張らないとその上に葺くスレートが波打ってしまうので、野地板を真っすぐ張るために先に下地を取付けます。
下地の上に野地板を張っていきます。
野地板はこの上に敷くルーフィングという防水紙と、更にその上に施工するスレートを固定するための板です。野地板がないと、屋根材をしっかりと固定することができないので屋根には必ず存在します。
野地板の設置完了です。
既存の野地板は隙間があり劣化部分も多い為、丈夫な屋根に仕上げるために通常12㎜の構造用合板を上から張ります。仕上げまで確実な工事をするために重要な工程です。
野地板の上にゴムアスルーフィングを張りました。
ゴムアスルーフィングとは防水紙のことで、雨水が浸入するのを防ぐ重要な役割を担っています。どんなに丈夫な屋根材を使用してもルーフィングがないと雨漏りしてしまいます。
ここまでくるともう雨が降っても大丈夫なので、捲りはじめてからできるだけ1日でこの工程まで完了します。
水切り金物を取り付けています。
水切り金物とは、雨水が屋根の内側に浸入するのを防ぐための金物です。
ケラバ水切り(雨樋が付いていない面の屋根の端)と軒先水切りがあり、屋根の四方を包む形になります。写真はケラバ金物を取り付けているところです。一般的には軒先水切りの下に軒樋がついて雨水を受けます。
屋根材を葺く準備が整ったので、スレートを葺いていきます。スレートとは薄型のやねざいで、カラーベスト、コロニアルともいいます。
軒先のほうから順番に張りあげていきます。釘穴も開いている材料で、継方向の目地をズラして張っていくのでケラバで何枚かは現場でカットして調整して葺きます。
軒先から棟(屋根の頂点)までスレートを葺いた後、棟の板金を取り付けています。
打ち付けたヌキと呼ばれる下地の木材に側面から釘でとめていきます。板金の長さが決まっているので、数枚の板金を使用しないといけません。そのため板金のジョイント(継ぎ目)は防水材を充填して防水して取付けます。
大屋根(一番高い屋根)の葺き替えが完了しました。
初日に瓦の捲りからルーフィングまで、二日目には大屋根が完了し下屋も並行しながら施工しています。今回の工事では外壁の塗り替えの後に新しい樋を取付けました。
大屋根の完了状況です。綺麗に仕上がって雨漏りの心配もまったくありません。
下屋の葺き替え完了です。既存のエアコン架台は外壁と一緒に塗装して冷媒管も止め直します。
下屋の葺き替え完了です。
外壁の棟瓦跡をモルタルで補修しています。後は外壁塗装時に吹付けでパターンを付けてから塗装します。壁際も既存の水切りの上から新しい水切りをかぶせてます。
【工事完了後】
大屋根の完了状況です。綺麗に仕上がって雨漏りの心配もまったくありません。
下屋の葺き替え完了です。既存のエアコン架台は外壁と一緒に塗装して冷媒管も止め直します。
下屋の葺き替え完了です。既存のエアコン架台は外壁と一緒に塗装して冷媒管も止め直します。
下屋の葺き替え完了です。
外壁の棟瓦跡をモルタルで補修しています。後は外壁塗装時に吹付けでパターンを付けてから塗装します。壁際も既存の水切りの上から新しい水切りをかぶせてます。
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